
結婚一周年記念にグランドキャニオンに行くときだった。
グランドキャニオンへの玄関口であるフラッグスタッフでホテルを探していた。
フラッグスタッフ周辺の地図を見ていて、あることに気づいた。
グランドキャニオンもセドナもすぐ近くて、
アンテロープキャニオンやモニュメントバレーや、
フォーコーナーズだって近いのに!
なんで、この町のことを今まで考えたことがなかったんだろう⁈
気づいた瞬間、私の胸のドキドキは止まらなくなっていた。
私がフラッグスタッフに恋に落ちた瞬間だった。
それをすぐさまハビィに言ったら、ハビィも大興奮して、
二人でフラッグの年間平均気温を見た瞬間、
二人の熱はフラッグの真冬の気温のように下がった(笑)
「それは、無理だ。そんな寒いところに住めるとは思えない。」
それが二人の頭に浮かんだことだった。
あれから、3年半。
私たちは今、その真冬のフラッグスタッフに来ている。
来る直前にスノーストームが来たので、普段の冬よりかなり雪が多い。
氷点下の中、着いた家はヒーターが壊れて眠れないくらい寒かったり、
雪が積もっているのに乾燥がすごくて、皮膚がすぐにカサカサになったり、
家にはネズミが出たり、(どこの家にも出るらしい)
まともな日本食は食べれそうにないし、
アジアの食材も手に入りそうにない。
それなのに、それなのに、
こんなに美しくて、居るだけで幸せになる場所を私は知らない。
ハビィに聞いたら、
「君がフラッグスタッフって言ったときに、心の中で”YES!”って叫んでたよ。」
そう。私たちはこの町に引っ越すことに決めた。
フラッグスタッフが呼んでいるんだから、行くしかないのだ。
そんな話を含めて今週もPodcastを更新しています。
リンクはこちら。
https://anchor.fm/masami2911/episodes/LA--W-e1u9fua
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